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私の足長おじさん

未だ会った事も何処の誰とも知らない人の援助を受けて毎日何事も無く平穏に暮せてるって事を亡き夫のお陰だと感謝しながら生活させて頂いています。
{本当は知ってるけど謎って事にしときましょう}
人間生きてる間に出来るだけ善行をしとかないと亡くなってからどんな恨み言を言われるか分かったもんじゃないようですよ。

恋人同士の時から愛し合って結婚迄した筈なのに何年か経てば唯何となく惰性で共に暮らしてるような人生なんて詰まらないでしょう。
今自分を振り返って見てどうだっただろうかと思えば喧嘩と言えばそのようにも思えるくらいに意見を言い合っていました、兎に角、あきもせずによく会話は交わし合って興奮してくると声のトーンが上がって其の果てに二・三日無言の日がやって来ます。

こんな嫌な日を打開してくれるのは、やはり男の役目でしょう、何でも良いのです勝手な言い分と言われるでしょうが妻から見て、如何なる場合でも夫は大きく両手を広げて包み込んでくれなくてはいけません。
此処で一番大事なのは何時までもぐちぐち、ひつこく言わない事ですウザイと感じて心が離れて行きます。
夫は常に妻との会話を心掛け仲良く付き合って行けばやがて此のような日々の積み重ねが、妻は若い頃から優しく接してくれた夫の為にと老後のお世話を厭わずにやってくれる事間違い無いのです。

定年を迎えて初めて、さあ妻と向き合おうとしたって時既に遅しで、離婚用紙を前にして狼狽{うろた}える事になります。
これからが私のお惚気{のろけ}とでも言いましょうか我が夫は”愛してる、好き”の言葉は日常茶飯事の如く連発してくれました。それは行動にも出して日常の手助けも良くしてくれてどれだけ感謝した事か、日頃から生活は困らせないと口癖でしたがその約束は没後の現在も続いているようです、私にとって夫は足長おじさん其のものなのです。
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プロフィール

HN:
M子
年齢:
94
HP:
性別:
女性
誕生日:
1931/03/05
職業:
主婦
趣味:
DVD観賞
自己紹介:
05年10月10日から09年8月17日にかけての旧「M子のお花畑」の保管庫。
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