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幼い頃の想い出

家族が食事を終え、一息入れて食卓からそれぞれの場所に散らばって行く、それが何時ものパタ〜ンなのです。
此の夜も自分の部屋に向かって歩き出したK子さん、その時、悲鳴にも似た唯ならぬ声、一瞬何事かと目を向けたその先に、ソファ〜から延びた、か細い腕がむんずとK子さんのカーディガンの裾を掴んでるじゃないですか、「止めて、離してちょうだい」と叫べどしっかりと掴んで離そうとしない小さな手。
この子の何処にこんな力が有るのかと思うくらいで、必死に抵抗を試みてるK子さんには悪いけど、思わず笑いがこみ上げてきましたが、之を阻止しなければと何時ものパタ〜ンで加勢に回るのです。

掴んで離さない子とは幼き頃のムクちゃんです。
リビングのソファ〜に身を横たえてTVを観てた筈なのに頭上を歩く人に反応して、蟻地獄の如く手を伸ばし、捕まえたら離さない執念のような力なのです。
この光景は毎晩の如く繰り返されるのですが、その度にお互いの攻防があり、やがて終息に向かうという、早く言えば毎度の儀式のようなもので、これが楽しみでやってるのではと思える節も無きにしもあらず。
幼いながらに常に何か、悪戯{いたずら}を考えてるような子だった気がします。

クリスマスがやってくると思い出す事は、ある日、サンタさんに欲しい物を、お願いすればプレゼントが貰えると言ったら、「どうすればいいの」と、「何が欲しいか、お手紙に書けばいいのよ」と教えたら、広告を切って、裏面の白いとこに何かを書いてるから、切手を貼ってポストに入れないと駄目なんだと言ったら、自分で切手の模様を書いて、いきなり外に飛び出した、近くにあるポストを目指して走りだしたので、慌てて止めようとしたのに、言う事を聞かない、兎に角ポストの前で押し問答をして投函するのだけは止める事ができましたが、今でもクリスマスの度に想い出す笑えるエピソ〜ドです。
もし投函してたら集配の人は驚くでしょうね、拙い字で訳の解らない事書いてるから苦笑して許してくれるのではないでしょうか。

当時の私は子供達と離れ難く、何かに事寄せては押し掛けて行って、楽しい想い出をいっぱい目撃する事が出来て幸せでした。
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プロフィール

HN:
M子
年齢:
94
HP:
性別:
女性
誕生日:
1931/03/05
職業:
主婦
趣味:
DVD観賞
自己紹介:
05年10月10日から09年8月17日にかけての旧「M子のお花畑」の保管庫。
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