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心に残る想い出

今の時代では考えられないような話だが現実に私が目撃した事で、半世紀以上前には当たり前のように有った話を少しでも知って貰えたらと思うのです。
1938年くらいの事です、新橋の地下鉄入り口の側で台を置いて夕刊を並べ売ってる少女、十二歳位だったと思います。
寒い冬、
辺りは暗くなってるのに一部でも多く買って欲しいのに売れ行きは芳しくないようでした。

幸いと言うか私は親のお陰で生活に困るって事は無かったのですが、その少女の姿は不思議にうつったのです、着衣はみすぼらしく寒そうだったから。
私の子供時代は誰とでもすぐ仲良くなれたので、その少女と共に新聞売りの手伝いをしました。
何でも興味を抱く子だったので、色んな話を聞いたのですが唯印象に残ったのは、其の子が家に帰える頃は家族は寝てるとか、何分子供の時だからあんまり覚えて無いけど、多分にショックを受けた事だけは残ってます。

ある時父の店と背中合わせに有る芸者さんの置屋{置屋と言うのは何人かの芸者さんを住まわせている処}
に同級生が住み込みで働いている事に気が付いた。
これも冷たい水で雑巾掛けをしたり使い走りをしたりと、十歳にも満たない子が貧しい為に、恐らく口減らしの為に奉公に出されたのだろう。
兎に角あの時代は貧富の差が激しく、そのしわ寄せは皆子供に来ていたようにおもいます。
人身売買も有ったのではと思いますが其処までは知りません。

兎に角、今では想像出来無いような事が平気で通用してたのです。
今は生活に困れば保護が有るし、如何なる場合も子供は原則的に守られて当たり前です。
当時は子供ながらに思ったもんです、何だか世の中おかしいぞって、戦争は嫌だったけれど、戦後生活スタイルが良い方に転換してくれて良かったとかんじていますが、今、又形を変えて子供達が災難に遭ってるのを見ると何とも遣りきれない思いでいっぱいです。
何時の時代も犠牲になるのは子供達ですがこれは日本だけで無く世界的だと思うのです。
誰もが平和に暮らせたらと願わずにはいられません。
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M子
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94
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性別:
女性
誕生日:
1931/03/05
職業:
主婦
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DVD観賞
自己紹介:
05年10月10日から09年8月17日にかけての旧「M子のお花畑」の保管庫。
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